7月10日投開票の参院選。
沖縄選挙区と比例代表の立候補者7人の
マニフェスト(政策)を紹介する。
<参院選 沖縄選挙区>
※届け出順
当選 356,355票(57.8%)
「未来を決めるのは私たち!」
無所属 新人 元宜野湾市長
1952年1月4日64歳
座右の銘:基地のない平和な沖縄
好きな食べ物:沖縄そば
愛読書:海からの贈り物
249,955票(40.6%)
「台所から政治を変える」
自民(公明推薦)現職
1965年3月4日51歳
座右の銘:いつも喜んでいなさい
好きな食べ物:島らっきょう、ヒージャー汁
愛読書:夢をかなえるゾウ
参院選候補の重要政策
課題を解決する政策3つを掲載 ※左から得票順
無所属 新人 元宜野湾市長
■基地問題、憲法
・「建白書」でも政府に要求している辺野古新基地建設の断念、普天間飛行場の閉鎖・撤去、オスプレイの配備撤回の実現に向けて取り組む。海兵隊を含めた米軍基地の大幅縮小、日米地位協定の全面改定を取り組む。日本が平和国家としてあり続けられるよう憲法9条を守り、戦争につながる安保法制の廃止に取り組む。
■子育て支援、教育政策
・沖縄は認可外保育園の保育幼児が約1万7千人と極めて多く、約1万人が潜在待機児である。27年間の米軍統治下が原因であり、国の財政支援を5年間集中させて認可外園を認可園にして1万人の保育数の拡大を実現する。現在53万円の国立大授業料を40万円値上げする国の方針に反対し、授業料値下げと給付型奨学金を実現させる。
■観光振興
・沖縄の観光産業は著しく伸びており、2015年度は793万6300人の入域観光客があり、外国人観光客も前年比1.7倍の167万人に増えた。中国や台湾、韓国など東アジア諸国の経済成長が外国人観光客急増に貢献している。国の観光政策の中で沖縄の位置付けを高め、クルージング・ターミナルや空港インフラ整備などを強化させる。
自民(公明推薦)現職
■子ども支援
・貧困の連鎖を断ち切り、全ての子供たちが誇りと自信、そして希望の持てる「やさしい沖縄」を約束する
■健康長寿
・「健康長寿日本一沖縄」の復活と誰もが生きがい・やりがい・住みがいを持った充実した生活を約束する
■経済振興
・動き始めたうねりを止めるな! 「地域に賑わい、成長で潤いのある沖縄」で台所を温めることを約束する
幸福実現党 新人 党県本部副代表
■景気対策
・消費増税は延期ではなく中止・減税(5%)へ。
・沖縄に消費税0%の経済特区をつくり、消費の拡大から経済の拡大、税収増加のモデルをつくる。
・新たな経済成長をめざし、新しい産業を創り積極的に財政投資を実施する。
■子育て支援
・マイナンバー制度の廃止もしくは見直し。 マイナンバー制度の先にあるのは、「監視社会」。個人の健康状態や財布の中身、買い物の内容、資産の状況等まで国に監視される可能性がある。情報の流出の危険性も高く制度の廃止・見直しを求めていく。
・小中学校の給食費の無料化、保育園待機児童をなくす。給付型奨学金制度の充実。
■外交・安全保障、憲法
・国民の生命・安全・財産を守るために、世界最強国である米国との日米同盟の堅持
・日本の国防の手足を縛っている憲法9条等を改正し、防衛体制を整備する。
<比例代表>
今井 絵理子氏(32)
当選 319,359票
自民党 「SPEED」のメンバーで歌手
■政治家を志した理由
無回答
真栄里 保氏(59)
4,032票
共産党 党県委員会常任委員
■政治家を志した理由
県外の大学に進学し、沖縄の置かれている不条理な現実を知ったことが政治家を志したきっかけです。今回の選挙は、沖縄県民の民意をふみにじって基地を押しつける安倍政権に対して、沖縄の尊厳を示す選挙だと思っています。辺野古新基地にきっぱりノーの意思を示し、オール沖縄で普天間基地の閉鎖・撤去を実現します。
儀武 剛氏(54)
43,679票
おおさか維新 前金武町長
■政治家を志した理由
二十歳と四十歳の2回にわたり、日本縦断ヒッチハイクを経験。日本各地の良さ・違いを体感したことから、日本の元気をつくるためには地方から元気にならなければならないと実感した。そのために金武町長選挙にチャレンジし、今日に至る。
ボギーてどこん氏 (52)
35,235票
日本のこころを大切にする党 コミュニティーFMパーソナリティー
■政治家を志した理由
交通安全活動、13年のPTA活動を通じ培った公共心、教育への知識を「国家百年の計は教育にあり」という思いから、この国の未来を担う子供たちをどう育てて行くかを真剣に考え、そしてこの国を子供たちに残すことを考えたこと。
比例候補の重要政策
課題を解決するための重要政策3つを掲載
今井 絵理子氏(32)
解決するための重要政策
無回答
真栄里 保氏(59)
解決するための重要政策
■外交・安全保障、憲法、地方分権
・沖縄県の翁長知事を支え、辺野古新基地建設の断念、普天間基地の閉鎖・撤去、オスプレイ配備の撤回に全力をつくす。日米地位協定を抜本改定する。安保法制・閣議決定を廃止する。憲法改悪に反対する。高江のヘリパッド建設、伊江島補助飛行場の強化、嘉手納基地への外来機の飛来に反対し、深夜・早朝の飛行中止を求める。
■景気対策、年金対策、財政再建
・消費税10%への増税は延期ではなく、きっぱり中止する。引き下げられてきた法人税率や所得税率を元に戻し、大企業の内部留保を活用するなど、消費税に頼らない別の道で財源を確保し、社会保障の拡充と財政危機の打開を両立させる。年金削減ストップ、医療費の窓口負担や国保料の軽減、特養ホームや保育所の増設を進める。
■子育て支援、雇用創出、教育政策
・子どもの貧困対策を総合的に推進する。就学援助金の国庫負担削減をやめさせ、必要な児童が受けられるようにする。非正規から正社員への流れをつくり、均等待遇をすすめる。待機児童の解消へ認可保育園の新増設、無認可保育園の認可化を思いきってすすめるための国の支援を拡充する。返済のいらない給付制奨学金をつくる。
儀武 剛氏(54)
解決するための重要政策
■外交・安全保障
・普天間基地の閉鎖状態を実現する。馬毛島を日米共同使用の訓練施設として整備し、普天間基地の訓練を移転することで普天間基地の閉鎖状態は確実に実現できる。そのことで沖縄の過重な米軍基地負担を大きく軽減できる。
■教育政策、子育て支援、少子化対策
・保育・幼児教育・小学校・中学校・高校・専門学校・短大・大学まで、すべての学校教育を無償化するための憲法改正を行う。教育無償化を憲法に明文化することで、恒久的な教育無償化を実現する。そのことで子育て世代の教育的負担を軽くする。
■議会改革、行政改革
・政治家の税金のムダづかいを許さない。官僚の政策の失敗による税金のムダづかいを許さない。議員報酬のカット、衆参一院制で議員定数カット、首長の退職金の廃止など身を切る改革を断行する。生まれた財源で生活弱者や子ども・高齢者の重点投資を行う。
ボギーてどこん氏(52)
解決するための重要政策
■教育政策、子育て支援、少子化対策
・「償還不要の給付型奨学金の創設」 経済的な問題で大学進学をあきらめねばならない優秀な人材を埋もれさすことは、国家的損失である。学力選抜試験や家族の資産状況、卒業後の進路など条件をつけたうえで償還不要の措置をとる制度を創設する。
■防災対策、港湾空港整備、震災復興
・「沖縄をひとの命を救う島に」 普天間基地跡に極東最大の国際救難センターを創設し、食料、水、医薬品、燃料、その他救難物資を備蓄し、災害時には迅速に対応しひとの命を救う。併せて国立防災大学を創設し来る大災害へ備える専門家を育成する。
■道路網整備、鉄道整備
・「新たな交通体系の創設」 沖縄に鉄軌道の導入を図るとともに、国道58号線の高層化(二階層バイパス化)によって、車社会の渋滞緩和を図ることで経済的損失を縮小する。津波襲来時には一時避難場所としても活用できる。
戦後、参院選投票率の推移
1974 75.90%
1977 76.03%
1980 79.18%
1982補欠 81.09%
1983 74.86%
1986 77.67%
1989 69.16%
1992 58.51%
1995 55.26%
1998 58.98%
2001 58.36%
2004 54.24%
2007補欠 47.81%
2007 60.32%
2010 52.44%
2013 53.43%
2016 ? %
期日前投票
6月23日(木)から7月9日(土)まで
<那覇市>
市役所 本庁舎1階市民会議室
首里支所1階会議室(7/4~7/9の9:00~18:00のみ)
真和志庁舎地下会議室(7/4~7/9の9:00~18:00のみ)
サンエー那覇メインプレイス5階中央出口(7/4~7/9の10:00~20:00のみ)
イオン那覇店5階エレベーター乗場(7/4~7/9の10:00~20:00のみ)
沖縄大学本館多目的学習室(6/30の10:00~18:00のみ)
<宜野湾市>
役所1階第2会議室 マリンプラザあがり浜(7/1~7/9の14:00~19:00のみ)
<石垣市>
市営球場会議室
<浦添市>
市役所議会棟1階会議室
<名護市>
市選挙管理委員会プレハブ
<糸満市>
市役所2階 市民ギャラリー 阿嘉島離島振興総合センター(7/8の8:30~17:00のみ)
<沖縄市>
市役所地下1階入札室
<豊見城市>
市役所2階第一会議室
<うるま市>
市本庁選挙管理委員会会議室
<宮古島市>
市平良庁舎1階ロビー
<南城市>
市役所玉城庁舎2階会議室
期日前投票
6月23日(木)から7月9日(土)まで
<国頭村>村役場内 国頭村選挙管理委員会
<大宜味村>村役場第2会議室
<東村>村役場大会議室
<今帰仁村>村コミュニティセンター研修室
<本部町>町立博物館町民ギャラリー
<恩納村>村役場2階会議室
<宜野座村>村役場庁舎2階ロビー
<金武町>町役場中会議室
<伊江村>村農村環境改善センター
<読谷村>村役場1階会議室A
<嘉手納町>町役場エントランスホール
<北谷町>町役場2階入札室
<北中城村>村役場第二庁舎三階大会議室
<中城村>村役場多目的会議室
<西原町>町町民交流センター町民ギャラリー
<与那原町>町選挙管理委員会室
<南風原町>町役場庁議室
期日前投票
6月23日(木)から7月9日(土)まで
※写真は2004年
<渡嘉敷村>村中央公民館
<座間味村>村役場3階多目的ホール
<粟国村>村離島振興総合センター
<渡名喜村>村漁民研修施設
<南大東村>村役場
<北大東村>村役場
<伊平屋村> 村役場
<伊是名村>村選挙管理委員会事務所
<久米島町>町役場仲里庁舎
<八重瀬町>町役場1階町民ホール
<多良間村>村役場1階会議室
<竹富町>町役場(選挙管理委員会室)
新城島防災施設(7/7 の13:00~13:30のみ)
鳩間島コミュニティセンター(7/7 の12:30~14:00のみ)
船浮多目的集会施設(7/7 の12:30~14:00のみ)
石垣港離島ターミナル(警察官立寄所)(7/2~7/3の9:00~16:00のみ)
<与那国町>与那国町構造改善センター
<写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー>
マニフェストスイッチ沖縄/沖縄タイムス/早稲田大学マニフェスト研究所